【最短1ヶ月】TOEIC満点が英文法の勉強法・覚え方とおすすめの参考書を解説!

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悩む男性
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英文法の勉強をしたいけど、

・英文法ってそもそも勉強する必要はあるの?
・英文法を覚えられない原因と覚えるための勉強方法は?
・英文法を勉強するためのおすすめの参考書は?

ブログ運営者
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このブログを運営しています稲垣達也(@T_Inagaki_GC)と言います。
僕は2017年に本格的に英語学習を開始し、英文法の勉強を国内独学で行ってきました。
本記事を最後まで読んで頂くことで、これらの疑問を解消します。

この記事では、「英文法の勉強の必要性」、「英文法が覚えられない原因」、「英文法の具体的な勉強方法・覚え方」、「おすすめの参考書」、「英文法の勉強のやる気を引き上げる方法」を解説します。

この記事を読むことで、英文法の勉強のヒントを少しでも持って帰ってもらえれば、嬉しく思います。

英文法の勉強の必要性

まずはじめに、英文法の勉強の必要性について、僕なりの意見を述べさせていただきます。

結論から言うと、英文法の勉強は必要だと思います。

ここでは2つの観点から、僕が英文法を勉強するべき理由を解説します。

①英語を使う機会

1つ目の理由は、日本で生活している人にとって、英語を学習する機会が圧倒的に限られているからです。

よく、「英語圏で生まれ育った人は文法の勉強をしなくても英語が話せるから、本を読んで文法を学習するなんて間違っている」という意見も耳にします。確かに、英語圏で生まれ育ったいわゆるネイティブと呼ばれる人は、日本人のように文法書を読んで学習はしませんが、彼らは正しい英語が話せます。

それはなぜかと言うと、「圧倒的な練習量の差」が要因だと思います。言い換えると、彼らは24時間365日英語という言語のみを使用して生活しているため、僕ら日本人とは英語を使う機会が圧倒的に違います。

その結果、彼らは文法書を使わなくても、毎日の生活を通して英語を聞いて読んで書いて話せるため、自然と正しい文法を身につけることができると思います。(日本人の僕らも日本語をそのようにして学んだと思います)

一方、日本で生活しているほとんど日本人にとって、英語を日頃の生活で使う機会は限られています。そのため、その練習量の不足分を補うために、文法を体系的に学ぶ必要があると考えています。

つまり、日本でも英語を日常的に使う環境に身をおいているならば、ネイティブが英語を学んだような形で文法を学習することができると思います。ただ、そのような環境にいる方は少数派だと思うので、そのような人は自ら文法を学ぶ必要があるよね、ということが1つ目の理由です。

②対等な意思の疎通に必要不可欠

2つ目の理由は、英語を使って対等な意思疎通を行うためには、英文法が必要不可欠だからと思うからです。

おそらく英語を勉強している人のほとんどが、何かの目的を持って英語を勉強していると思います。その目的というのが「最低限、ニュアンスが伝わる英語が話せればいい」というものであったら、英文法の勉強を頑張る必要はないと思います。

一方で、英語を使って海外の人と対等にコミュニケーションをしたい」という目標を持っている方は、正しい英文法に則った英語を話すことが必要不可欠だと思います。

例えば、ビジネス上の重要な会議で、あなたに発言権が求められた際に「片言の英語で何を伝えたいのかが正確に伝わらなかった」となれば、どれだけ素晴らしいアイデア、意見を持っていようが、その価値は一瞬にして消し飛んでしまいます。

日本では、英文法が身についている人というのは、英語上級者として捉えられますが、むしろ海外では、英文法が身についているというのは当たり前で、「英文法ができないことによる損失」が発生します。

つまり、英文法ができないことで損をしないためにも、しっかり勉強して正しい英文法を身に着けておく必要があるよね、というのが僕の考えです。

これは、僕が直接経験したことではありませんが、アメリカ人の多くが「英語を話せない外国人」に対して冷たい態度を取るそうです。

理由は、英語圏で生まれ育った彼らからすると、英語が話せるというのは人として当たり前のことで、むしろ「英語が話せないなんて、あなたは頭が悪いんですか?」と思われてしまうこともあるそうです。(面と向かってそのような発言をする人はいないと思いますが)

特にアジア人に対しての免疫がない地域では、病院や公共の施設においても、英語を話せない人に対する待遇が明らかに違うこともあり、問題になることもあるそうです。

英文法が覚えられない原因

次に、英文法が覚えられない原因について解説します。

原因は大きく3つあると思います。以下では順に解説します。

①理解ができていない

そもそも英文法が理解できていないパターンです。

この理解というのは、「なぜその英文法がそのような意味を持つのか」ということです。

例えば、仮定法の基本形である「If I was ~, I would」が、なぜ過去形になるのか?、言い換えると、なぜ過去形を使ったこの文章は、仮定法の意味(もし私が~だったら、~するだろう)を持つのか?、ということが理解できていないパターンです。

これは学校で教えられることはないと思うので、自分で学習する必要があると思います。

「英文法の勉強がつまらない」と感じる大きな理由は、英文法が機械的な暗記作業になっているからだと感じます。

例えば、先の例で紹介した仮定法の文章も、おそらく学校では「仮定法はこうだから覚えなさい」としか言われなかったと思います。これでは英文法の勉強がつまらないのは当たり前だと思います。

この記事の後半で紹介する「おすすめの参考書」では、英文法の「なぜそうなるのか」という疑問にわかりやすく丁寧に解説してくれているものを紹介しますので、英文法の勉強がつまらなすぎて困っている、という方は参考にしてみてください。

②使い方がわからない

2つ目の原因は、英文法は理解したが、いざ自分で使おうとするとどうしていいかわからない、というパターンです。

例えば、数学の授業で教科書の例題を解説されると「あぁなるほど、そうやって解けばいいのか」と納得しますが、その後、自分で練習問題を解くとなると、急に解き方がわからなくなる感覚に近いと思います。

これは自分が理解していること」と「自分が実際にできること」に明確な差があることが理由であり、英文法においても、同じような現象が生じているからです。

したがって、英文法は理解できたが、使い方がわからないという方は、数学の練習問題を解くことと同じように、意識的に理解した英文法を使う練習をする必要があります。

③定着していない

3つ目の理由は、英文法が理解できたし、使い方もわかったけど、実際に自分で文章をつくろうとすると思うような文法がでてこない、というパターンです。

これは、端的に言うと練習不足が原因だと思います。

こちらも数学で例えると、3次方程式の例題を理解し、練習問題も解けるようになったが、ランダムに出された問題の中で3次方程式の問題を出題されると解けなくなる、といった感覚に近いです。

つまり、その文法を使うと分かっていて使うことはできるが、いざ白紙の状態から自分で文章を作るとなった時に、その文法知識を適切に選ぶことができるまでの実力はない、といった状態です。

英文法の具体的な勉強法・覚え方

それでは、以上3つの原因を踏まえた上で、英文法の具体的な勉強法と覚え方を解説します。

今回は2つのステップに分けて解説します。

また、それぞれのステップでかかる時間の目安も記載してあります。この目安は「1日最低3時間の勉強」ができることを前提に設定しています。

【STEP 1】文法書を読み込む(2週間~1ヶ月)

まずはじめに、文法書を読み込み、文法を理解するところから始めましょう。

その再注意すべきポイントを順番に解説します。

文法事項は全て理解する

基本的に文法には理解しなくて良いものはなく、全部理解するべきだと思っています。

もちろん文法によって使用頻度は異なり、日常会話ではあまり使われないものも存在するとは思いますが、それでも全く使われないということはありません。

極端な話、会話における重要な場面で、あなたの伝えたいことがそれらの「使用頻度の少ない文法事項」を知っていないとうまく表現できないとしたら、それらの文法事項を知らないことで損失が発生してしまいます。

これは、リスニングでもリーディングでもライティングでも全く同じことが言えるため、基本的に参考書に載っている文法事項は全て理解しておきましょう。(参考書に載っていないものがでてきたら、その場その場で学習すれば良いと思います)

文法用語は必要ない

必要最低限の文法的表現(例:to不定詞)を除いて、高度な文法用語(例:to不定詞の形容詞的用法)は、覚えなくていいと思います。(少なくとも僕は覚えていません)

文法を理解するために必要なのは、その「文法事項が持つ固有のイメージ」を文章を通して理解することで、高度な文法用語を使って後から無理やり説明することではありません。

もっと簡単に言うと、ネイティブはどんな感覚でこの文法事項を使っているのか?」という疑問に対し、一つ一つ丁寧に理解を積み重ねていくことが、文法を理解する上で最も重要なことです。

これさえ理解できれば、文法用語を一切使用しなくても、英語の文章が抵抗なく頭に入ってくる感覚がつかめると思います。

また、この感覚を英語学習の初期の段階で掴んでおくことで、後に自分の気持ちを英語で伝える時に、ネイティブと同じような感覚で文章を作る(適切な文法事項を選択できる)可能性が高くなります。

丸暗記はしない

こちらも先の2つの主張と被る部分がありますが、英文法を丸暗記する方法は全くおすすめできません。

なぜなら、英文法は機械的に暗記することはもちろんできますが、圧倒的に効率が悪く、応用が効かないからです。

例えば、数学の問題を解く時に、公式を丸暗記して解く場合と、公式は暗記せず「その公式がどうやって導出されるのか?」という本質的な数式の意味を理解して解く場合とでは、両者が正解にたどり着いたとしても、その背後にある理解の深さには大きな差があります。

前者の方法で解ける問題は、公式が当てはまる範疇にある基礎的な問題のみで、少しでも出題形式を変えられたり、公式が使えないような形で出題されると、途端に応用が効かなくなります。

また、公式を丸暗記した場合、一度でもその公式を忘れてしまったら、思い出すことができないことに加え、何の脈絡もなく覚えているため、公式自体を忘れやすくなってしまいます。

一方で、後者の数式のそもそも成り立ちを理解している場合は、公式に頼らなくてもその公式な本質的な意味を理解しているため、表現や出題形式を変えられようが、正解にたどり着くことができます。

また、いざ公式が必要になったとしても、導出方法が理解できているため、いつでも思い出すことができます。

説明が長くなってしまいましたが、これと同じようなことが英文法の勉強にも当てはまります。

言いたいことは、英文法を丸暗記するだけでは、文法を覚えることにものすごい労力がかかることに加えて、忘れやすいという絶望的な状況が出来上がってしまいます。

そのため、英文法は丸暗記するのではなく、その背後にある「ネイティブが感じている共通の感覚」を掴み取ることが何よりも重要です。

このように文脈を持った形で覚えた文法知識は定着しやすく、かつ忘れてしまっても、その背後にある感覚さえ理解していれば、すぐに思い出すことができます。

【STEP 2】英作文の問題を解く(2週間~2ヶ月)

STEP 1で英文法の仕組みを理解することができたら、次はその文法知識を使って文章を作る練習に入ります。

この文章を作るという勉強は、覚えた英文法を実際に使えるようにするために必要な練習になります。数学の練習問題を解くプロセスに近いです。

文章を作る際は、自分で考えた日本語を英語で表現する方法もありますが、僕は英作文の問題を利用することをおすすめします。理由は以下のとおりです。

表現の偏りを防ぐ
→英作文の問題集には、自分では考えつかないような様々な表現を含んだ問題が含まれている、自分で文章を作ろうとすると、無意識的に表現が偏ってしまう可能性がある

答え合わせと解説が役に立つ
→英作文の問題集は、「なぜその日本語に解答の英訳が正しいのか」という解説があるため、添削が可能、自分一人で作った文章は、英語の講師もしくは外国人に添削をされない限り、正確な表現を使えているかわからない

実際に僕が使用して、とても勉強になった英作文の参考書はこの後紹介します。

おすすめの参考書

それでは、英文法の勉強でおすすめの参考書を紹介します。

今回は、先に説明した2つのステップで使用できる参考書を厳選して紹介します。もちろんこの記事で紹介する参考書は僕が実際に使用し、何周もやり込んだ結果、心からおすすめできるものだけを紹介しています。

【STEP 1】英文法を理解するための参考書

まずは、STEP 1で英文法を理解するためのおすすめ参考書を紹介します。

一億人の英文法 ――すべての日本人に贈る「話すため」の英文法(東進ブックス)

学校で英文法を教えられた時に、ほとんどの人は「英文法の勉強=単純な暗記作業」と感じていたと思います。(僕はそうでした)

そのため、英文法の勉強が退屈に感じてしまい、潜在的に「英文法=つまらないもの」という先入観を大なり小なり持ってしまっていると思います。

しかし、この文法書はそのような文法のイメージを覆します。とくかく読んでいて面白いです。英文法の勉強をするつもりがない方が読んでみても、純粋に読み物として楽しめるくらい、わかりやすくかつ興味深く解説されています。

なぜそれほど面白いかと言うと、それはこの文法書が英文法の「なんでそうなるの?」という疑問に、とても丁寧に回答してくれているからです。

例えば、下記のような疑問です。

「なぜ仮定法過去形にして表現されるのか?」

「ネイティブはどのような感性で可算名詞不加算名詞を選んでいるのか?」

「なぜ倒置という文法表現が存在するのか?(ネイティブはどんな感覚で使っているのか?」

疑問文はなぜ語順が変わるのか?」

先に説明した「丸暗記しない」でも述べたように、英文法を勉強する際は、このような「背後にあるネイティブの感覚」を理解することがとても重要です。

したがって、僕はこの文法書を自身を持っておすすめします。僕が学校で使用する英語の教科書を1冊選ぶように言われたら、間違いなくこの本を選びます。

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ハートで感じる英文法 決定版

こちらの本も、先程の「一億人の英文法」と同じ著者である大西泰斗先生とポール・マクベイさんが執筆した本です。

はっきり言って、先程の一億人の英文法を持っていれば買う必要はないと思いますが、個人的にぜひ紹介しておきたいので、あえて紹介しています笑

内容は「一億人の英文法」の中でも特に重要な部分をピックアップし、その内容をさらに丁寧に分かりやすく解説すると言った感じです。

こちらも英文法の理解を捗らせるために、おすすめできます。

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これならわかる! 英語冠詞トレーニング

こちらの本は、英文法の中でも「冠詞(例:a, the, 単数形, 複数形)」に焦点を絞って解説をしてくれる本です。

内容はとてもわかりやすく、解説も丁寧で好印象です。これらの丁寧な解説に加えて、実際に冠詞を選ぶ問題を解きながら進めていけるため、僕は今までの自分の理解が浅かったことを実感できました。

冠詞については、先にも紹介した「一億人の英文法」でも取り上げられていますが、こちらの本の方がより、深く丁寧にわかりやすく解説されているので、「冠詞」についてもっと深く勉強したいという方には自信をもっておおすすめします。

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【STEP 2】英文法の使い方の学習、知識の定着用の参考書

次に、STEP2で英文法の使い方を学習するために使用する英作文の参考書を紹介します。

もちろん、これから紹介する参考書は全て実際に僕が何周も使用したものですので、自信を持っておすすめできます。

例解 和文英訳教本 (文法矯正編) –英文表現力を豊かにする

こちらの本はシンプルな英作文の問題が105問と、それぞれの問題に対する解説が掲載されている本です。

購入する時は、あまり期待をしていませんでしたが、実際に本の内容を見てみると、とても勉強になり、解説もとても丁寧でわかりやすかったです。

個人的にこの本の素晴らしいと思った点が、「どんな英作文が正解になるか」ということではなく、どんな英作文がネイティブにとって自然に感じるのか?」ということを重点的に解説してくれている点です。

これは一人で文章を作っていては絶対に気づけないことであり、多くの英語学習者が悩んでいるポイントだと思います。

したがって、「ネイティブにとって何が自然な英語なのかが分からなくて悩んでいる」という方は、この本を使って一度体系的に学習しておくと、のちの英語学習にとても良い影響が出ると思います。

またこの本の大きな魅力の一つが、解説の内容が「一億人の英文法」と、とても近いことです。(文法用語は使用せず、文法事項が持つ本質的な意味を理解と使い方を理解することを重要視するスタイル)

したがって、「一億人の英文法」を読み英文法を理解し、理解した内容をこちらの参考書を使って使い方を覚えることが、僕が心の底からおすすめできる文法の勉強法です。(正直、この勉強法が紹介したかったがために、この記事を書いたと言ってもいいくらいです)

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英文表現力を豊かにする例解和文英訳教本 公式運用編

タイトルを見ていただければわかるように、こちらの本も先程と同じ著者の方が書かれた本です。

内容の違いは、先程の本(文法矯正編)が特定の文法事項を使用することを前提にした英作文が主題であったのに対し、こちらの本は、どの文法事項を使うかわからない状態(ランダムな文章)で英作文を行います。

数学の例えで言うと、先程の本が教科書の練習問題に対応し、こちらの本が色々な問題がごちゃまぜになった問題集といった感じです。

したがって、こちらの本の方がより難度が高いです。文法矯正編の英作文の問題を解き終えて、何周もし、定着が完了した時点で、こちらの本にも挑戦してみると、更に深く文法を理解することができると思います。

こちらの本を執筆した著者の本で、「例解 和文英訳教本 (長文編) –英文表現力を豊かにする」というものもありますが、こちらの内容もほぼこの本と同じ(英作文の文章が長くなっただけ)なので、特に買う必要はないと思います。

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新・英作文ノート

こちらの本は、先ほど紹介した2つの本よりはボリュームが少ないですが、コンパクトに英作文の問題が収録されており、ページ数の割に学習内容が多い本だと思います。

解説の丁寧さ、わかりやすさは先の2つの本には及びませんが、もっと数多くの問題を使って、英文法の使い方を定着させたい、という方にとっては十分な内容になっていると思います。

この本単体で勉強すると言うよりも、先の本で英文法の使い方の基礎を習得した上で、その定着を加速させるために補強的な意味合いで使うことが現実的かなと思います。(僕はこの説明のように使いました)

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【大学生・社会人向け】英文法の勉強のやる気を引き上げる方法

最後にオマケ的な内容で、英文法の勉強のやる気を引き上げる方法をお伝えします。

なぜ、このような話をするかと言うと、おそらく多くの人にとって、英文法の勉強は地味で退屈な作業になりがちだと思うからです。

これまで説明した通りの方法で勉強したとしても、おそらく多くの人がどこかのタイミングでやる気を失ってしまうと思います。

そのため、ここでは、英文法の勉強をやる気にするための僕なりの提案をしたいと思います。

結論

結論、TOEIC L&Rで900点を取ることを目標に、英文法の勉強をしましょう。

なぜ、この目標設定にするべきなのか?、理由は大きく2つあります。

①TOEICで900点を取るためには文法の理解が必要

見出しのとおりですが、TOEICで900点を取るためには、英文法の理解が必須です。これは、なんとなくの理解ではなく、確固たる理解です。

特にリーディングセクションのパート5(文法問題)では、この記事で説明してきた文法の勉強で学習したことが、そのまま活かせます。このパート5で満点近い点数を取ることができさえすれば、あとはリスニングとリーディングの練習をひたすら行えばよいため、900点は手が届く目標になります。

そのため勉強した英文法の知識が定着しているか確認する意味合いでも、TOEIC900点を目指すというのは、現実的かつ達成しがいのある目標かなと思います。

加えて、英文法を理解するという定性的な目標ではなく、TOEIC900点という定量的な目標を設定することで、やる気を引き上げるという狙いです。

②勉強しなければいけない環境を作る

2つ目の理由は、TOEICの試験日という期限を設定することで、勉強せざるを得ない環境を作ることができるからです。

実際に僕もこの方法を使用し、当時はTOEIC900点の受験予約を完了させてから文法の勉強に力を入れて取り組み始めました。

この方法の最大のメリットは「期限内に文法の勉強を終わらせないといけない」という圧力が働くため、自然と勉強にも身が入りやすいことです。(特に、僕のような根がだらしない人間には効果てきめんです)

また、これは本質的な話ではないですが、TOEIC900点というスコアは、英語を真剣に勉強したことがない人にとっては、かなりインパクトのあるスコアになるので、良い意味でも悪い意味でも「英語ができる人」というレッテルを貼られます。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

この記事では、多くの英語学習者にとって悩みの種である「英文法の勉強法」について、英文法を覚えることができない原因を踏まえた上での、おすすめの勉強法と参考書を紹介しました。

記事の内容が、英文法の勉強に取り組まれている方の役に立てれば嬉しく思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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