【2021年5月受験】TOEFL自宅受験の感想とメリット・デメリットを解説!

TOEFL iBT
悩む男性
悩む男性

TOEFLで自宅受験を選択するか迷っているけど

・実際に自宅受験を受けた人の意見が聞きたい

・自宅受験を選択することにどんなメリットがあるんだろう?

どのようなスケジュールで受験が進むんだろう?

ブログ運営者
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このブログを運営しています稲垣達也(@T_Inagaki_GC)と言います。
僕は2021年5月にTOEFLを自宅受験し、108点を取得しました。
本記事を最後まで読んで頂くことで、これらの疑問を解消します。

この記事では、TOEFL自宅受験を受けたことがない方が、この記事を読んで受験のイメージをつかんでもらえればと思い書きました。

主には、僕がTOEFLで自宅受験をしたときの感想を共有したいと思います。

この記事が僕と同じように、国内でTOEFLの対策をしている方の役に立てれば嬉しく思います。

なお本記事では、TOEFL自宅受験の細かな進め方・初期設定についての情報は割愛します。これらの情報が知りたいという方は、他の方が書かれている記事、もしくは「TOEFL 自宅受験」とYouTubeで検索してヒットした動画をご参考にしてください。(僕もYouTube動画はかなり参考にしました)

感想

まずは、2021年5月30日(日)に僕が実際にTOEFLを自宅受験した感想から共有したいと思います。

結論

まず、感想の結論としては、TOEFLの自宅受験はとてもおすすめできます。

僕はTOEFLを今までに2回受験し、1度目は会場受験、2度目は自宅受験を選び、どちらの経験もしたからこそ、自宅受験の方が少なくとも僕には合っていると感じました。

結論に至った背景

このような結論に至った背景としては、自宅受験時に大きなトラブルが生じることなく、スムーズに受験を終えることができたことがあります。

自宅受験に関する他のブロガーさんが書かれている記事を読むと、「休憩時間で1時間待たされた」や「試験中に顔が見えないと注意を受けて集中が阻害された」などのネガティブなコメントを見かけますが、僕の場合、このようなトラブルも生じず、とてもスムーズに受験が進行しました。(試験監督の方に恵まれたかもしれませんが)

よって、以下ではもう少し具体的に、僕の自宅受験の体験を共有し、僕が「なぜ自宅受験をおすすめするのか?」について深ぼっていこうと思います。

自宅受験のメリット

ここでは、僕の独断と偏見により自宅受験のメリットを紹介します。

選定基準

まず、メリットを紹介する前に、メリットの選定基準をお伝えします。

僕が挙げる以下の3つのメリットは全て「ベストなパフォーマンスを出せる環境の実現」に貢献することを基準に選定しています。

つまりメリットとは、自宅受験を選択すれば点数が上がる(いつも以上のパフォーマンスを発揮できる)というものではなく、あくまでも、いつも通りの力を100%に近い形で出せる環境で受験ができる、ということを指しています。

①周りに注意を阻害されない

これは個人的に自宅受験の最大のメリットかなと思います。

というのは、TOEFLで会場受験を受けたことがある方は分かると思いますが、会場受験の時は、複数の受験者が同じ部屋で受験します。つまり、自分のリスニングの時間と、他の受験者のスピーキングの重なり、その人の声が気になってリスニングに集中できなくなる、ということが普通に起こるからです。

特に、僕のような注意が乱されやすいタイプの方は、このような環境を避けることができる(=テストに100%集中できる)というのは、計り知れないメリットになります。1回受けるのに2万5千円以上する試験において、このような理由で力が発揮できないのはもったいないですよね。

②使い慣れた道具を使用できる

これも大きなメリットだと思います。

中でも、自分がいつも練習で使っているラップトップPCを試験本番でも使用できる、というのはかなりのメリットだと思います。

というのは、会場受験で使用するパソコンはUSキーボード配置であるため、使い慣れていない方も多いと思います。

また、自宅受験を選択すれば、PCの画面の大きさ、椅子、机、ホワイトボード、ペン、服装(部屋着)、スピーカー、マウスは全ていつも自分が練習で使用しているものを使うことができます。

これも、言い換えれば、余計なことに注意を奪われなくて済む(=テストに集中できる)ということにつながると思います。

③準備が楽

自宅受験の3つ目のメリットは、準備が楽ということです。

例えば、会場受験で必要な「移動の手間」がなくなることは、とても大きいと思います。特に、試験会場から遠方に住まれている方は「試験会場にちゃんと時間通りにつくことができるのか?」という不安を試験前に感じることがないのも大きなメリットだと思います。(もちろん交通費もかからないこともメリットだと思います)

僕が会場受験をしたときも、会場の最寄り駅である名古屋駅まで電車で45分くらいかけて行き、そこからGoogleMapを使い、さぐりさぐりで会場に到達するまで、不安を抱えていたことをよく覚えています。(僕がかなり方向音痴なことも関係していると思いますが)

このように、試験の内容とは関係のないところでストレスを感じなくて良いというのは、試験時に100%の力を発揮するために、重要なことだと思います。

自宅受験のデメリット

続いて自宅受験のデメリットも併せて紹介します。

これに関しては特に選定基準はありません。

①試験を受けるための環境・道具が必要

自宅受験のデメリットを挙げるとすれば、試験に必要な道具を自分で揃える必要があることです。

例えば、受験の用のPC(MacとWindowsどちらも使用可)、スピーカー※1、ネット環境、ホワイトボード、ホワイトボード用のペン、1人で集中できる部屋が挙げられます。

逆にこれらの環境がすでに揃っているという方は、特にデメリットとして感じることはないと思います。ホワイトボードとホワイトボード用のペンは、僕が試験で使用したおすすめのものを後半で紹介します。

※1 他の記事の情報によると、Bluetoothスピーカーの使用が認められなかったケースもあるそうなので、試験のルールが変わっているか十分に情報収集を行った上で試験に望むことをおすすめします。

ちなみに僕が受験した2021年5月時点ではBluetoothのスピーカーは使用できました。(実際に僕はBluetoothタイプのスピーカーを試験で使用しました)

②試験前の確認作業が細かい

これは、自宅受験を経験した他のブロガーさんも書かれていますが、試験前の試験環境の確認作業が細かったです。

僕は住んでいるアパートの一室で受験をしましたが、壁にかかっているカレンダーを外す、スマホの位置と電源が切れているかどうか、パソコンが置かれている机全体(机の下に収納されている本の背表紙が見えていないか)、部屋全体、をパソコンのカメラで見せるように指示を受けました。

僕はパソコンの電源コードがからまってしまい、なかなか思うようにカメラを動かせずに苦労したので、自宅受験を受ける前にはパソコンが自由に動かせるかどうかを確認しておくと良いと思います。

ただこの確認作業も20分程度で終わったので、僕は特にストレスに感じることはなかったです。

試験当日の流れ(2021年5月30日(日)午後7時受験)

ここでは、試験当日の流れを僕の記憶のみを頼りに書ける範囲で共有したいと思います。(興味のない方は読み飛ばしてください)

①当日の朝~開始直前

僕は2021年5月30日(日)の午後7時からの受験を選択しました。

その日の午前中と午後はいつも通り問題演習を行い、夕方に気分転換に15分ほど散歩に出かけ、試験開始1時間前くらいによるごはんを食べ、開始30分前に使用するパソコン(Mac)の試験環境チェックを行い、その後は、Ankiで単語の復習を行っていました。

ここまでは、とてもリラックスした感じで時間が流れていました。

②確認作業

定刻の午後7時になり、試験開始前の確認作業がはじまりました。

チャットボックスで簡単なやり取りを行い、試験監督の方と音声がつながりました。 試験監督の方は、きれいなアメリカンアクセント(もしくはカナダアクセント)を話す20代の女性といった感じの方でした。

その方の英語はとても聞きやすかったのですが、人の話す英語を実際に聞いたのが久しぶりだったのでかなり緊張して、思うように言葉が出ないこともありました。

音声でのやり取りを通して行ったことは僕が覚えている範囲だと、パスポートの確認写真撮影試験環境のチェックです。試験環境の確認作業は、試験監督の方の音声指示に従って一つ一つ怪しげな箇所を確認していく感じです。この時、確認用のPC(カメラ)が動かせる状態に事前に準備をしておくと、本番で手間取ることがないと思います。

③試験開始

20分程度の確認作業を終えて、試験監督の方が僕のパソコンを遠隔操作し、試験が開始しました。

最初は僕が最も得意とするリーディングセクションです。

リーディングセクションの問題の難易度は、普通といった感じで、数カ所あやふやな箇所がありましたが、特に大きな問題が発生することなく終えることができました。手応えはまずまずといった感じです。

その次は、リスニングセクションです。リスニングはあまり得意ではないため、なんとか20点代前半の点数は取りたくないという思いで必死に勉強してきたセクションです。

本番の問題の難易度は、こちらも普通といった感じで、数問間違えたな、という自覚はありましたが、それほど壊滅的ではなかったかなという手応えで終わりました。

④休憩

リスニングのあとに10分休憩があります。

僕はここで部屋から出て、トイレに行ったり、部屋を換気したり、ウロウロ部屋の中を歩いたりしました。

特に試験監督の方から指示が出るわけでもなく、10分が経過しました。

10分が経過したあとに再び試験環境のチェックが入り、最初と同じ箇所を同じように確認しました。
休憩後のチェックは問題なく5分程度でスムーズに終わりました。

⑤試験後半

休憩のあとはスピーキングセクションが始まります。

Question 1はうろ覚えですが「先生は生徒と友達のように接するべきではない」みたいな問題だったと思います。

この問題はなんとか乗り切り、その後のQuestion 2でやらかします笑

一応知らない方のために説明しておくと、Question 2では、男女2人の生徒の会話を聞き、そのどちらかの生徒の意見を要約するというのが課題です。

このQuestion 2の問題は、たいてい意見を要約される側の生徒が多く発言し、会話を引っ張るっていくことが多いのですが、僕が受けたTOEFLのスピーキングのQuestion 2では、男女2人の生徒がほぼ同じくらい主張し合う、という予想だにしない展開で進んでいきました。

僕は、練習ではそのような問題に出会ったことがなく、軽いパニック状態になり、結果的にQuestion 2はグダグダな感じで終わってしまいました。

その後のQuestion 3とQuestion 4はなんとか気持ちを切り替えて乗り切ったことが、良かったと思っています。

スピーキングのあとは、ライティングセクションです。

ライティングセクションの問題は、IntegratedとIndependentとも標準的な難易度であったため、特に問題なく終えることができました。

⑥終了後

ライティングが終了したあとは、ReadingとListeningのスコアが表示され、最後にチャットボックスで試験監督の方とやり取りをし、試験が終了しました。

午後7時に開始し、終了した時刻が午後11時ごろだったので、およそ4時間で試験が終わったことになります。

試験中は試験監督の方から特に注意を受けることなく、いつもの練習環境と全く同じ環境で試験を受けることができました。

使用した道具3選

ここでは、僕がTOEFLの自宅受験時に使用した道具を紹介します。

ホワイトボード(TOEFL iBT(R) Home Edition 用ノートテイキング セット)

ホワイトボードはTOEFL公式サイトで販売しているものを使用しました。

980円でホワイトボード1枚とホワイトボードマーカーが2本付いています。

ものすごくおすすめできる、というわけではありませんが、特に問題なく使えると言った感じです。

バタフライボード 0.5mm極細ホワイトボードペンシル4本セット(黒)

ホワイトボード用のペンはバタフライボードのペンを使用しました。

このペンの良いところは、とにかく軽くて書きやすいことです。

他のホワイトボード用のペンよりも軽量で細く、かつペン先も鋭いため素早く細かい字でメモを取ることに適したペンだと思います。

これは今回紹介する3つの道具の中で、唯一強くおすすめできます。

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アスカ セクションボード Sサイズ 220×330mm VWB067 背面用マグネットつき 方眼あり タテヨコ

ホワイトボード消しにはこちらの壁掛けホワイトボードについていたホワイトボード消しを使用しました。

この壁掛けホワイトボードはTOEFL用に買ったわけではなく、もともと持っていたものなので、TOEFL用に購入をおすすめするつもりはありませんが、一応どんな道具を使用したか、ということで載せておきます。

こちらの品質も他のものと比較したわけではないので分かりませんが、特に問題なしと言った感じです。

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まとめ

いかがでしたでしょうか?

この記事では、僕が「なぜTOEFL自宅受験をおすすめするのか」について具体的に説明しました。

会場受験しか受けたことがなく、自宅受験を受けるかどうか迷っているという方は、一度自宅受験を選択してみることをおすすめします。

今回の記事が、「これからTOEFLを受験する予定があり、自宅受験を選択するか迷っている」という方の参考になれば嬉しく思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

Twitter@T_Inagaki_GCでも「英語学習に役立つ情報」を発信していますので、一度見に来ていただけると幸いです。

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