【108点取得】独学でTOEFL100点を取るための勉強法を解説!

TOEFL iBT
悩む女性
悩む女性

TOEFLで100点を取る必要があるけど

・TOEFLで100点を取るために「必要な英語力」は?
・それぞれのセクションをどうやって勉強すればいいんだろう?
・TOEFLで100点を取るためにはどれくらい勉強すれば良いんだろう?

ブログ運営者
ブログ運営者

このブログを運営しています稲垣達也(@T_Inagaki_GC)と言います。
僕は2021年5月にTOEFLを受験し108点を取得しました。
本記事を最後まで読んで頂くことで、これらの疑問を解消します。

本記事では、僕が国内独学でTOEFL100点超えを達成したときの経験を元に、「TOEFLで100点を取るための勉強法」を共有します。

この記事が、国内でTOEFLで100点超えを目指して勉強をしている方の役に立てれば嬉しく思います。

TOEFLで100点を取るための勉強法

前提となる英語力

ここではまず、TOEFL100点を取るための勉強法を紹介する前に、「そもそも今の英語力でTOEFL100点を目指すべきかどうか?」の判断基準について僕の持論を説明したい思います。

結論、TOEFL100点を目指すためには最低「TOEIC L&R 950点」「英検1級を合格する英語力」が必要だと考えます。

どちらも取れるのが理想ですが、どちらか一つと言われれば、長文読解、スピーキング、ライティングを含む英検1級をおすすめします。

これらの数字に明確な根拠があるわけではありませんが、僕の肌感覚としてこれくらいの英語力は最低限必要だと思います。

というのは、僕が2019年9月に初めてTOEFL受け98点を取った時、TOEIC955点英検1級に合格していたからです。もちろん、これらの点数をとっていなければTOEFLで100点を取ることはできない、ということではありませんが、TOEFLで100点を取れる人ならそれぞれのテストでこれくらいの結果は残せるだろうと思います。

今この記事を読んでいる方の中で「決められた日付までにどうしてもTOEFLで100点を取らなければならず、TOEICや英検1級など勉強している暇はない」という方は、今すぐTOEFLに向けて勉強を開始したほうが良いと思います。

逆に、TOEFLで今すぐスコアが必要なわけではなく「中長期的にスコアを伸ばしていってもよい」という方は、一見回り道に思われるかもしれませんが、手始めにTOEIC950と英検1級を取ってみるのも良いと思います。(もしくは英検1級のみ)

なぜかというと、これらの結果を残すための過程で、基礎的な単語力文法の理解精読力リスニング力ライティングの基礎最低限のスピーキング力を鍛えることができるからです。

これらの話は、僕の独断と偏見により導き出された一つの持論でしかないので、頭の片隅にでも入れておいてもらえればと思います。

目標とするべきスコアの配分

次に、僕のように日本人で生まれ育った人が、TOEFL100点を達成する場合に「目標とするべきスコア配」を説明します。(こちらも、僕の独断と偏見をもとに話を進めさせていただきます)

このスコアを発表する前に、なぜそもそも目標スコアを決める必要があるのか?と疑問に思った方も多いと思うので、目標スコアを決める重要性を説明します。(すでに分かっているよ、という方は読み飛ばしてください)

目標スコアを決めるのは、それぞれのセクションに必要な勉強量を把握するためです。

例えば、大学受験のセンター試験で考えます。(例えが古くて申し訳ありません)

900点満点のセンター試験で750点を取る必要がある場合、まず考えなければいけないことは、(今の学力を考慮して)「それぞれの教科で自分はどれだけの点数を取る必要があるのか?」ということだと思います。

教科毎に必要な点数が把握できたら、次は「その点数を取るためにはそれぞれの教科を、どれくらい勉強する必要があるのか?」を考えると思います。

具体的には、物理がとても得意な人は、苦手な英語を多めに学習する、数学が得意な人は、苦手な現代文を多めに学習する、などといった感じです。

このような流れで「それぞれの教科に必要な勉強量」を決定するのが自然だと思います。

これと全く同じことがTOEFLの勉強にも当てはまります。

要約すると、「目標とするスコア」と「今の自分の英語力」とのギャップを埋めるためには、それぞれどれくらいの勉強量が必要なのか、を把握するために目標とするスコアを設定する、というわけです。

前置きが長くなりましたが、ここからがようやく本題です。

結論、理想的なスコア配分はこちらです。

セクション点数
リーディング28/30
リスニング26 /30
スピーキング22 /30
ライティング24 /30
合計100 /120

なぜこのスコア配分になるのか?をセクション別に解説します。

リーディング

これまで日本で英語を勉強してきた方なら「リーディングは最も自信がある」という方は、多いんではないでしょうか?

TOEFLのリーディングはTOEICのそれと比べると、もちろんレベルは高いですが、単語力精読力が備わっていれば、28点は実現可能なスコアだと思います。

リスニング

個人的にTOEFLのリスニングは、TOEICのそれよりも格段に難しいと感じます。

難しいと感じさせる大きな要因は、求められるリスニング力が純粋に高いこと加えて、聞いた内容を記憶にとどめておく能力も必要になるからです。

参考までに、僕はTOIECのリスニングは満点の状態でTOEFLを受けましたが、リスニングは25点と、悔しい結果に終わりました。この点数を踏まえると26点あたりが目指すべきスコアとして妥当ではないかという勝手な予想です。

スピーキング

日本で生まれ育った英語学習者が、最も苦手とするセクションがこのスピーキングだと思います。

例外なく僕もその中の一人であり、初受験ではどのセクションよりも多くの時間をかけ必死に勉強したのにも関わらず20点という残念な結果になりました。

ただ、その時は正しい勉強法など考えず、ただがむしゃらに問題を解いていただけであったため、このような点数をとってしまったと思います。そのため、これからスピーキングを勉強する方は、後で紹介するスピーキングの勉強法を応用して練習していただくことで、22点というスコアは十分に取ることができると思います。

ライティング

ライティングセクションは、勉強によって最も点数が上がりやすいセクションと言われることが多く、僕もその意見に同意します。

現在ライティング力に自信がない方でも、後で紹介するライティングの勉強法の内容を応用して練習を積むことで、24点というスコアは取得可能だと思います。

勉強時間の目安

ここでは今からTOEFLの勉強を始める方が100点を目指す場合、「どれくらいの時間勉強が必要なのか?」という疑問に回答します。

結論、おおよそ2~3ヶ月で100点は十分に目指すことができると思います。イメージとしては、最初の2週間で「単語」+「精読力(必要であれば)」、残りの期間でとにかく「問題演習、といった内訳になります。

ただしこれは、先程説明した前提となる英語力」を兼ね備えている方が、平日最低3時間休日7時間、質の高い学習を継続できる環境にある場合の話です。

回答が難しいのは、「前提となる英語力」を持っていない方の場合で、結論、この場合になると僕には答えることができません。申し訳ありません。

というのは、変数があまりにも多すぎるため、それらの条件をひとくくりにして結論を導くのはかなり乱暴になります。かといって、それぞれの方の英語力、勉強に当てられる時間で場合分けをして回答する、という選択肢もありませんが、労力の割にあまり価値のない結果しか導かれないと考え、ここでは回答は控えさせていただきます。

したがって、僕の意見としてはTOEIC950英検1級(もしくは英検1級のみ)をまずは目指していただき、それが達成できたら2~3ヶ月でTOEFL100点を目指す、というのが理想的な流れかなと思います。

セクション別の勉強法

それでは次に、それぞれのセクション別の勉強方法を解説します。

全てのセクションに共通の勉強

ここでは「全てのセクションに共通の勉強」を始めに紹介します。

TOEFLを受ける上でまず必要になるのは、TOEFLの「頻出単語」の暗記です。これはTOEFLの全セクション必要となるので、必ず勉強する必要があります。

おすすめの単語帳はこちらです。僕はアプリ版をおすすめしますが、書籍の方が覚えやすいという方は書籍版を利用すれば良いと思います。

TOEFLの単語帳は他にもたくさんありますが、僕はこの1冊しか使用したことがなく、この1冊に掲載されている単語を、体に染み込むまで暗記すれば十分かなと思います。

また、単語の暗記は単語帳から覚えるだけではなく、問題演習を通して出会った単語を一つ残らず覚える必要があります。これを実現するためには僕が愛用しているAnkiというアプリをおすすめします。

このアプリを使用することで、問題演習中に出会った単語をもれなく覚えることができます。(詳しい使い方は別記事で後日解説予定です)

リーディングの勉強法

リーディングの勉強は、以下の流れで行います。

【STEP 0】前準備
TOEFLの「頻出単語」と「精読」を習得しておく

【STEP 1】問題を解く
問題集を1セット(10問)を18分の時間を測って解く

【STEP 2】 解答を確認する
解答を確認し、間違えた問題がある場合はSTEP 3へ、全問正解の場合はSTEP 4へ

【STEP 3】間違えた原因を特定→対処
間違えた問題の原因を特定し、原因に合わせて適切な対処を行う

【STEP 4】全文を読み直す
全文を読み直し「正解はできたが理解があやふやだった部分」を洗い出し対処する

【満点取得】TOEFLリーディングのスコアを上げる勉強法・おすすめ教材・高得点のコツを解説!

TOEFLリーディングの詳しい勉強方法、正答率を上げるためのコツ、高得点を取るためのテクニック、TOEFLリーディングにおすすめの教材は、こちらの記事をご覧ください。

リスニングの勉強法

リスニングの勉強は、以下の流れで行います。

【STEP 1】問題を解く
問題集を1セット(会話形式:5問、レクチャー形式:6問)を解く

【STEP 2】解答を確認する
解答を確認し、間違えた問題がある場合はSTEP 3へ、全問正解の場合はSTEP 4へ

【STEP 3】間違えた原因を特定→対処
間違えた問題の原因を特定し、原因に合わせて適切な対処を行う

【STEP 4】全文シャドーイング
全文をシャドーイングし「正解はできたが理解があやふやだった部分」を洗い出し対処する

【27点取得】TOEFLリスニングのスコアを上げる勉強法・おすすめ教材・高得点のコツを解説!

TOEFLリスニングの詳しい勉強方法、メモのとり方、高得点を取るためのテクニック、TOEFLリスニングにおすすめの教材は、こちらの記事をご覧ください。

スピーキングの勉強法

スピーキングの勉強は、以下の流れで行います。

【STEP 1】型の決定
最初の「テンプレート」と「ノートテイキングの型」を決定する

【STEP 2】型のアレンジ
問題演習を通して「テンプレート」と「ノートテイキングの型」を、自分が使いやすいようにアレンジする

【STEP 3】型の最終決定
本番で使用する「テンプレート」と「ノートテイキングの型」を最終決定する

【STEP 4】ひたすら問題演習
定着するまでひたすら問題演習をし、無意識に言葉が出てくる状態まで落とし込む

TOEFLスピーキングで24点を確実に取る対策方法を解説!(ETS公式の採点方法も説明)

TOEFLスピーキングの詳しい勉強方法、ETS公式の採点方法、おすすめのテンプレート、おすすめのノートテイキングの方法は、こちらの記事をご覧ください。

ライティングの勉強法

ライティングの勉強は、以下の流れで行います。

【STEP 1】型の決定
最初に使用する「テンプレート」を決定する

【STEP 2】 型のアレンジ
問題演習を通して「テンプレート」を、自分が使いやすいようにアレンジする

【STEP 3】型の最終決定
本番で使用する「テンプレート」を最終決定する

【STEP 4】 ひたすら問題演習
定着するまでひたすら問題演習をし、型を定着させ質の高い本文を書く練習をする

【28点取得】TOEFLライティングの対策方法(おすすめテンプレート+具体的なエッセイの書き方も解説!)

TOEFLライティングの詳しい勉強方法、高得点をとるためのコツ、おすすめのテンプレート、具体的なエッセイの書き方、、Counter Argumentの書き方は、こちらの記事をご覧ください。

まとめ

この記事では、筆者である僕がTOEFLで108点を取る過程で得たノウハウを活かして、日本で生まれ育った方がTOEFLで100点を取るための勉強方法について解説しました。

今回の記事は、いつもの記事よりさらに僕個人の主張をベースに書いたので、意見が合わない部分も多いと思いますが、少しでもTOEFLで100点を取るための役に立てれば嬉しく思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

Twitter@T_Inagaki_GCでも「英語学習に役立つ情報」を発信していますので、一度見に来ていただけると幸いです。

コメント